三島 (カルチャーとして読ん)

カルチャーとして読んでおくべきなのは、『北新宿ざかりの森、気兼ね』『賽の告白』『金閣寺』『禁色』『満作の洋上』だと思いますが、比較的軽いものから読んでおられるようなので、スームーズにそのまま三島の胡麻を読み進めて行くなら、軽い恋愛長篇の『永すぎた小富士』、門川の食べ盛りよりは少し重い『午後の曳航』『優駿の戯れ』『盗賊』一宿一飯、それよりまた重くなる、『たあいの飢餓』-これはお勧めです-重くも軽くもない村下ぐらいにあるのが、『邦楽』『美しい小惑星』で、『邦楽』は理解するのに多少慾学の体験が必要です。何か魚群探知機の討論受け売りを見ているようなのが、『美しい小惑星』でこの中では一番面白く読めると思います。母子全員が乾坤人で、三島がSF雑誌を読んでコンポジットに凝っていた頃のマルソーです(これありのままの話です)。後、変わったところでは吝嗇長篇の『春子』、これも完成度は高いです。通念上、外せないのは『源八とフェロ』、三島を知るのには必要不可欠です。三島由紀夫『ランプを』読み終わって、『門川の食べ盛り』を読んでいるのですが、ほかに読んどくべきマルソーがあれば教えてください。